【ヘンププロテインの効果とは】栄養成分とおすすめの理由

ヘンププロテイン説明 ヘンププロテイン

家にいる時間が多くなり、健康に気を使ったり、この機会に筋トレなど体力づくりに挑戦している方も多いと思います。

栄養補助のために、プロテインは欠かせないものとして取り入れているかと思いますが、プロテインといっても、いくつか種類があります。

代表的なのは、ホエイプロテインやソイプロテインなどですが、ヘンププロテインはご存知でしょうか?

ヘンププロテインは他のプロテインと比べてどのような面で優れているのかを記事にしてみました。

ヘンププロテインとは

ヘンプとは【麻】のことです。
麻の実をすりつぶし、粉末状にしたものは、健康食品として昔から食べられてきました。

麻 ヘンプ

ここで説明するヘンププロテインの他にも、「ヘンプシードオイル」、「ヘンプシードナッツ」なども流通しています。

他にもCBDオイルなんかも注目されているようです。

ヘンププロテインは、タンパク質やビタミン、ミネラル、そして食物繊維が豊富なプロテインですが、その他にも効果として、「デトックス」、「ダイエット」、「美肌」などの効果もあることはご存知でしょうか。

食生活で不足しがちな栄養素として マグネシウム亜鉛鉄分がありますが、ヘンププロテインには現代人が不足しがちなミネラル成分が豊富に含まれているとされています。

また、不溶性食物繊維水溶性食物繊維も含まれているので、腸内環境を改善してくれます。

くわえて、植物性タンパク質の中ではただひとつ「エデスチン」と「アルブミン」という、消化されやすく、吸収しやすいタンパク質という特徴も持っています。

麻の実はどんなもの?

麻の実は以外にも身近にある食材で、七味唐辛子にも含まれています。

また、漢方としても知られており、大麻といえば精神に影響を与えるものとされ、法律で規制されています。

ですが、「ヘンプ」は精神に影響を与える成分「テトラヒドロカンナビノール」をほとんど含まない品種で、「亜麻(リネン)」などは服の生地などにもなっています。

麻は生命力が強く、およそ90日で収穫ができるとされており、害虫にも強いため農薬を使用する必要がありません。そのため、ほとんどがオーガニック(有機栽培)で育てられています。

リネンシャツ

ヘンププロテインの主な成分

【栄養成分表示(30gあたり)】

 エネルギー  タンパク質   脂質    糖質   食物繊維 
117kcal 15g3.3g 1.2g 5.4g

成人男女が必要な食物繊維の量は【男性:20g】【女性:18g】とされていますが、100gのヘンププロテインには21.5gの食物繊維が含まれています。

 

ビタミン

ビタミンB1 ビタミンB2 ナイアシン ビタミンB6 ビタミンE
0.39mg0.12mg1.80mg0.45mg0.27mg

ビタミンB6は、体に取り入れたタンパク質を筋肉にかえる時に必要になる栄養素です。
同時に取り入れることができるプロテインはヘンププロテインくらいといわれています。

 

ミネラル

マグネシウムカルシウム カリウム ナトリウム  亜鉛    鉄    銅  
225.0mg51.0mg390mg0mg3.6mg6.9mg0.6mg

キレイな肌・髪・健康的な歯、爪を作るのに必要なミネラルも豊富です。
亜鉛は豚レバーより多く含まれています。

 

必須アミノ酸

 ヒスチジン   バリン    ロイシン  イソロイシン フェニルアラニン
367mg658mg912mg515mg621mg
 スレオニン トリプトファン  リジン   メチオニン 
470mg113mg506mg336mg

非必須アミノ酸

 システイン  アルギニン   チロシン    プロリン    セリン  
258mg1,597mg422mg506mg686mg
アスパラギン   アラニン   グルタミン   グリシン 
1,379mg583mg2,501mg604mg

必須・非必須アミノ酸がバランス良く含まれているので、筋力アップに効果的です。

ヘンププロテイン

ヘンププロテインがおすすめの理由とは

デトックス作用

私たちの暮らしに中にある汚染された空気や水、食品からは、知らないうちに有毒な「カドミウム」、「水銀」、「アルミニウム」、「ヒ素」、「鉛」を取り入れてしまっています。

これらの有害な物質を体の中から排除するために必要なものとして含硫アミノ酸(メチオニン、システイン)があります。
ヘンププロテインには、この含硫アミノ酸以外にも必要な、マグネシウム、亜鉛、銅、ビタミンB6も含まれていてデトックスを促進します。

 

便秘・腸内環境

便秘を解消するには、腸の「蠕動運動(ぜんどううんどう)」が重要です。
蠕動運動とは消化した食べ物を、腸が収縮・弛緩(伸びたり縮んだり)をくり返して腸内を移動させ、体外へ排出する動きです。

ヘンププロテインには、腸を刺激して蠕動運動(ぜんどううんどう)を活発にする不溶性食物繊維と、粘着性で腸の掃除をする水溶性食物繊維がともに含まれ、ダブルの作用で腸内環境をすっきり整えます。

ダイエット

水溶性食物繊維は腸内をゆっくり進むので、お腹が空きにくく、食べ過ぎを防止してくれる効果があります。
また、糖質の吸収もゆるやかになるので、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。
食事やおやつにヘンププロテインを加えると、ダイエットの手助けになります。

筋力アップ

タンパク質には、筋肉の材料となるBCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)が含まれ、筋肉を組み立てる際に必要なビタミン、ミネラルも豊富です。 運動をされている方や筋力トレーニングをされている方にも最適です。
特にビタミンB6は「アミノ酸の再合成を手助けする補酵素」なので、タンパク質とあわせて取り入れると筋力アップにより効果的です。

また、 γ-リノレ ン酸(GLA)など、筋肉の回復に必要な必須脂肪酸も多く含まれます。

成長期

良質なタンパク質の他、成長ホルモンの分泌を促すアルギニンが含まれています。 お子さまのおやつなどに活用することで、育ち盛りのお子さまの健やかな成長をサポートしてくれます。

美容・健康

不足しがちなミネラル成分や、肌、髪などをつくるタンパク質の他、多くの栄養素が含まれているため、美容・美肌に良い効果があり、なおかつ便秘を解消し、腸内環境を良くすることに効果的です。

また、ビタミンB1も含まれていて、免疫力も強化してくれます。
※参照記事 【免疫高めるビタミン B1などの関わり、仕組み判明】

※引用元 「七田式公式オンラインストア」参照

他のプロテインとの比較

では、ヘンププロテインは他のプロテインと比べて、どのようなところが違うのでしょうか。

動物性プロテイン(ホエイプロテイン、カゼインプロテイン等)

それぞれのプロテインの主な特長は以下のような感じです。

ホエイプロテインの主な特長

  • 必須アミノ酸であるBCAAを多く含む
  • 吸収が比較的早い
  • 筋トレ直後の栄養補給向け

筋力アップや筋肉を付けて体を大きくしたい人にはホエイプロテインのほうがおすすめですね。

 

カゼインプロテインの主な特長

  • ゆっくり吸収される
  • 満腹感が持続しやすい
  • 間食の予防
  • 運動しない日のタンパク質の補給向け

ホエイ、カゼインは牛乳由来のため、乳糖不耐性の人は分解されにくいのでお腹を下してしまった場合、排出されてしまうため、効率が悪いといえます。
また、ビーガンの人は飲めなかったり、ホエイプロテインは様々な味が販売されていて、飲みやすいですが、その分、精製されて添加物が入ったり、加糖して味をよくしています。

その点では、ヘンププロテインはオーガニックで栽培されているものが多く、添加物は加えられていないのでおすすめです。

植物性プロテイン(ソイプロテイン)

タンパク質だけをみると、ソイプロテインのほうが多く、筋力アップにはおすすめですが、ヘンププロテインのほうが、食物繊維、ビタミンB6が多く含まれています。

ヘンププロテインが特徴的なのは、そのタンパク質が「エデスチン」と「アルブミン」から出来ています。「エデスチン」は血液と免疫システムの中で使用しているタンパク質「グロブリン」に最も類似したタンパク質で、非常に消化吸収しやすい特徴があります。

「アルブミン」は卵白に多く含まれるタンパク質で、こちらも非常に吸収されやすいタンパク質です。 ヘンププロテイン中のタンパク質は、いずれも吸収しやすいエデスチン 7割・ アルブミン 3割程度で構成されており、 他の植物性タンパク質にはないユニークな特徴を持っています。

また、ヘンププロテインには「必須脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系)」が含まれていることも特徴的です。

オメガ3の働き
血液をサラサラにしたり、炎症を抑えたりする働きがあります。

オメガ6の働き
血液を凝固させたり、体内の炎症を抑える働きがあります。

γ-リノレ ン酸(GLA)などの筋肉の回復に有益とされる必須脂肪酸も含まれます。
これも、他の植物性プロテインとは一線を画するポイントです。

ヘンプフーズジャパンブログ「 ヘンププロテインのプロテイン含有量と他のプロテインには無い特徴について 」

ソイプロテインは大豆からできているので、大豆アレルギーの人は飲めません。(大豆は「 特定原材料に準ずるもの20品目」に指定されているアレルゲン)

ソイプロテインと比べると、ヘンププロテインのほうがたんぱく質の吸収率が高く、栄養バランスは完璧なので、健康を保ちながら体を引き締めたい人にはおすすめです。

味やおすすめの飲み方

おすすめの飲み方

調べてみると、いろいろな飲み方、食べ方がありますが、私は日常的に取り入れることを考えると簡単に作れることが大事だと思っていて、飲みやすさを優先して、時間、手間が掛かる飲み方はしていません。

一番手軽な飲み方は、牛乳や豆乳、またはフルーツジュースとかに混ぜる飲み方です。
混ぜると「きなこミルク(ジュース)」みたいな感じになります。

思ったよりは溶けやすく、ダマになりにくいので個人的には飲みやすいと思いますが、苦手な人もいるかもしれません。
少し飲みにくいなと感じた人は、少量ずつ、回数を多く飲むと続けられるのではないでしょうか。

ヘンププロテインの飲み方
混ぜるとこんな感じになります。意外と飲みやすいと感じるかもしれません。

「ヘンププロテイン入りオートミール」のつくり方

飲み物に混ぜる方法以外にも、私は朝食としてオートミールに混ぜて食べます。

オートミール

つくり方

1.オートミールにココナッツシュガーを入れ、牛乳をかけてレンジで40~50秒くらい温める

2.温めたオートミールに【ヘンププロテイン】をスプーン1杯くらいを入れ、混ぜる

3.仕上げに、好みのフルーツ(輪切りにしたバナナ、ブルーベリーなど)を入れる

他にも、シンプルにヨーグルトにハチミツなどと一緒に混ぜたりしても食べやすいです。

こちらの記事でも紹介しています。

おすすめのヘンププロテインはこちら

上の2点は人気、評価ともに高い商品です。

 

以下の2点は少し安めの商品になるので、最初はこちらから試してみても良いと思います。

まとめ

プロテインというと、タンパク質の補給がメインと思われますが、ヘンププロテインは食物繊維やビタミン、ミネラルなど現代の生活に必要とされている栄養素を、手軽に取り入れることができます。

また、生活習慣病の予防や美容・美肌に重要な必須脂肪酸のオメガ3などダイエット中の不足しがちな栄養素も含まれています。

運動や筋力アップを目指している人はもちろん、ダイエットや成長期のお子さまにもおすすめできるプロテインです。

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